2012年7月5日木曜日

被災地の現状201206


理事長です。

第2期の活動が始まりました。
現地での打合せや視察などが主な活動となります。
初冬から春先の植樹時期のために、この活動は大きな役割を果たします。

6月は諸々打合せが重なり2回被災地へ訪問しました。
双方、前進する成果を上げて帰京。この積み重ねが実際の植樹に繋がります。

余談ですが、東京で今の被災地について聞かれることが多くなりました。「何も変わっていませんよ」と言葉を返し、ガレキもさらに撤去されて、ますますキレイになる町並みの話をしています。

下記は女川町の女川病院から撮影したものです。倒壊したビルがひとつ横たわるだけで、あとは遠くを見渡すことのできるくらいのキレイさとなっています。各自治体では復興計画は進んでいますが、様々な障害によって進んでいない現状があるのだとか...。簡単には進まない被災地の実態です。





所変わって南三陸町の沿岸部。ここはいつもガレキを集める集積所となっていて工事関係者しか入れない所。夕方で作業も終了していたので入って撮影をしました。
護岸は削られて陸だった所は海となり、防波堤も破壊されていることが確認できます。これは津波被害のあった地域では当たり前の景色となっています。



対岸には地元では有名なホテルが見え、ここも3階部分?まで津波の被害を受けています。しかしほぼ建物は残り、唯一大規模宿泊客を収容できる施設なので、震災当初から大勢の避難者、支援者、宿泊客を受け入れていました。


そして南三陸町で有名となった海沿いのマンション。屋上まで水が上がったそうですが、住民は1人も被害がなかったという報道がありました。それはこの建物自体が避難場所でしたが、当初は避難をして屋上に上がりましたが、大きな津波がくることがわかって逃げることができたそうです。




ついでに建物内に潜入・・・。津波の被害が見ることができました。けれども建物がしっかりとしていたので、中身だけで躯体はしっかり残っていました。(周囲は沈下していましたが)








1年以上経つというのに毎回何かしらの発見があります。
ただ進展しない被災地の現状は、今の日本国の政治と同様に目に映るのは否定できません。

これから続く第2期の活動。
第1期の経験を活かし、有効に有意義に活動をして参りたいと思います。
引き続き皆様のご支援、何卒宜しくお願いします。

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