理事長です。
すでに2月に入って冬真っ盛りの日本列島となりました。全国で大雪による大変な状況が続いていますので、こういう時こそ東日本大震災後のような力の結集が必要ではないでしょうか。自衛隊はあるレベルまで行かないと出動しないと聞いたことがあります。今現在も急場ですから、今こそ政治力を発揮することが求められるような気がします。
だいぶ本格的になってきた「さくらプロジェクト3.11」です。これも支援者の皆様、現地の皆様の多大なご協力があってこそと感謝致しております。当団体の役割は、被災地と被災地外を繋ぐことにありますが、少しづつカタチになってくると共に 安堵と不安と期待 が混ざり合っています。
桜勉強
本音を言えば私達は桜に関しては素人といっても過言ではありません。今回のプロジェクトの最終目標は「経済効果と更なる大きな経済効果」なのですが、その基点となるさくら植樹については、しっかりと完遂することを当然のこととして求められるわけです。
種類、色に始まって、その土地に適した桜を見聞しながら、専門家、農園、現地の方々と調整をしてきました。昨秋から5ヶ月、その調整で大半が費やされた感じもします。
現地での桜情報も満載。当方が勉強させられる場面は少なくありません。
人生勉強
桜に関することばかりではなく、雑談することもしばしば。毎回現地でお会いするのは同じ方ばかりではなく、繋がりから新たな方々との出会いは付きものとなっています。
大震災当初の話から、その後の苦労話、さらには昔の同地域の状況などを話してくれます。その地域はどのような環境であったか、風習、人間付き合い、方言、自治体との関係など、現地に行かなければ聞けない話が多々あるのです。
冷静に考えてみると、今回の大震災がなければ同地域に行くことも、現地の皆さんと合うことも話をすることもなかったわけです。出会いというものは何がキッカケになるかわからないことだと痛感しました。また話をしていて涙ぐむ方は大勢見てきましたが、返答できる会話はできず申し訳ないと思う反面、聞くことだけでも大事な対応であると感じた次第です。
人生は常に勉強と言いますが、まさにこのプロジェクトでの出会いを通じて、人と環境に触れることで大きな人生勉強をさせて頂いているように感じています。それが今現在の私たちを動かす原動力となっていることは間違いありません。
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