陸前高田市の奇跡の一本松、先日保存加工されるために切り倒されていました。報道でも大々的に扱われて、唯一残った一本松の最後を見届けていました。
私もこの松の近くは何十回も通りましたので、切り倒されてしまうことは寂しさを感じます。別のカタチに生まれ変わって後世に繋いでいくことは賛成です。
ボランティアを始めて早1年半、現地でお知り合いになった方々は数知れず。こうしてボランティアを続けていられるのも、現地の皆さんがいるからこそ、本当に感謝をしているのです。
その中でも陸前高田市のMさんにおいては、様々なご協力を賜り、未だお世話になりっぱなしの関係となっています。現地でも頼られる存在で、せわしなく動き回る毎日のようです。
先日Mさんと打合せをしている時、一本松の話題となりました。
「有名になった一本松より、もう一本残った松の方が好きなんだよね」
『もう一本?』
「そう、直ぐ近くにもう一本あるんですよ。私はその一本松が、だれにも知られることもなく寂しく生き残っていて、葉もなくなってるけど、それでも頑張って立っている姿がいいんだよ!」
そう実はもう一本あったのです。殆ど放映されていないので知る人は少ないんですが、奇跡の一本松と言われる場所から100mくらい?でしょうか、しっかりと自立している一本松が残っていたのです。
高さは奇跡の一本松と同じくらいだったと思います。周りには何もないけど、しっかりと直立していました。Mさんの言う通りで、注目されないけれど、しっかりと頑張っている松を確認することができました。
あまり知られていない現地情報でした。
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