2015年3月11日水曜日

震災から5年目を迎えて

理事長です。

先週は東北巡業で長旅となりました。
フスマックス専務理事より説明があった通りです。 
「苗木の下ろし忘れが…」 事実であります。(泣)


現在の東北の様子をいくつか写真に収めてきましたのでご覧ください。



常磐道が全線開通。訪問の前日のことでした。
もちろん道はキレイで走りやすい。片側1車線道路となっています。


原発に近い地域を通ると高速道路上の所々に線量計表示盤が設置されています。

各地で苗木を無事に!? 引き渡し

この3年半で植えた桜は地域差もありますが順調に育っています。
今春の開花時期が楽しみです。

陸前高田市の新しい名所は山から土砂を運搬するベルトコンベアー



同じく陸前高田市の海沿いにあるガソリンスタンド。
津波の高さを表示しています。

沿岸部沿いでどこでも見られるようになった「養殖いかだ」 被災地全域で重要な産業でありますから、盛んになってきたということは、産業の復興が進んでいる証拠です。


今春は400本超の植樹予定です。今週末から福島県相馬郡新地町・宮城県亘理郡山元町の植樹会を皮切りに、4月の中旬まで各地で植樹活動を行ないます。


震災から丸4年が経過しました。当団体も団体発足から3年半が経ち、時の経つ早さをしみじみと感じております。この活動前からボラ ンティアで現地入りをして、4年弱の間、活動と共に被災地の変化を見てきましたが、率直な印象は「被災3県ともに4年経ってもこれだけしか復旧・復興して いない」ということ。被災地外の者がそのように感じているくらいですから、被災者の方々はそれ以上に感じていることは当然のこととして理解できます。

今後の活動としては、ニーズがある限り植樹活動は続けていく予定ですが、これまで植えた桜の苗木を守ること(桜守り)を軸に据えて、また被災地と被災地外を繋ぐ役割をさらに強化しながら、当団体の将来あるべき姿を模索し続けて参りたいと考えています。

桜 並木や桜の名所になるにはまだまだ先の話です。今現在行なっている活動の一歩一歩がそこに繋がると信じて活動をしています。全国各地にある名所と呼ばれる 地域はそんな地道な活動をしてきた先人達の努力の賜物であります。将来の「花咲か爺さん」を目指し、引き続き頑張って参ります。


「震災から5年目を迎えて」 理事長より

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