3月11日
震災から1827日経過して、
あらためてメディアを通じて様々な震災関連の報道がなされています。
この5年間の間に何度も被災地全域にわたって足を運んだ実感として、
「安心安全な自分の住処」が確保されたか
ということが、復興感を得られるかどうかの根本にあるように感じます。
すなわち、「安心安全な自分の住処」が確保されない状態は、
復興どころか、復旧道半ばということになるのではないでしょうか。
復興住宅の建設が各地で進められていますが、
その進捗は、少ない平地の宅地の確保や権利調整、あるいは土地の造成や工事の遅れに始まって、各地事情が様々で、住民の未来を思う不安とそれを払拭する「知る」機会と理解が深まらない状態で人の感情が放置されたまま時間が費やされてきた実態もあったのではないでしょうか。
仮設住宅への入居で昔ながらのコミュニティが壊れ、
移り住んだ地でやっと作り上げてきたコミュニティが
抽選制度による復興住宅などへの転居でまた壊れ…
いつになったら、安心できるのか。
歴史に学ぶといいますが、「安心安全な自分の住処」を確保するにあたり、
被災された多くの地域ですでに知見が得られていたにもかかわらず、
教訓として生かせなかった地域も少なくありません。
長期的な視点で住民を護り地域を創る責任、
政治と行政は歴史に学び、「未来を創る」その手腕が問われる時…
by フスマックス
0 件のコメント:
コメントを投稿