2016年3月19日土曜日

今春の活動開始です

だいぶご無沙汰をしてしまいました理事長です。

震災から5年が経ち、報道での被災地情報は年々「復興」という言葉で締めくくられていますが、実際にはどうなんだろうと疑問に思う所もあります。現地の声を見聞きしている私たちは、そのギャップを感じることが多々あります。とはいえ、5年前の状況は一変しているのも事実であります。それが地域・住民の方々にとってプラスになるものかを、計画と現実を検証しながら進めて行ってほしいと願うばかりです。

さて先週のこと。今春植樹予定の地域に苗木をお届け現地に行ってきました。震災当時から被災地3県を数十回訪れていますので、復興のフェーズを見てきたようにも思います。何よりも高速道路が年々延長されて便利になったことは言うまでもありませんが、福島から車で北上して宮城・岩手に入るにも、おそらく移動時間が1時間以上は縮まったと感じます。

農園から苗木の積込み 670本
今年も育ちの良い苗木を提供して頂きました。




常磐道・浪江町付近 
高速道路上の線量計は今なお4マイクロシーベルトを超えている。

高台造成 
住宅移設の為、被災地各地で見られる高台移転先の工事風景

高台移転先 
すでに完成した高台の復興住宅は新興住宅地となっています。


苗木の受入 
各地で苗木の受入の為に大勢の方が待ち構えています。重機が登場する地域もあります。

とりあえず今月は仮植をして、現地では来月から各地で植樹が始まります。今期の植樹が終われば、総数で4,300本を超える苗木を被災地に植えたことになります。この活動も今夏で丸5年。ある一定の目途を付けつつ、植え続けるだけでなく活動の内容を精査する時期に来ているように感じています。

初年度から植えた桜は年々花の付きが増えて来ています。
今年も各地に多くの桜が咲くことを願っています。

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