5ヶ月間も何の情報発信もせずに大変申し訳ありませんでした。すっかりご無沙汰してしまっている当ブログですが、さくらプロジェクト3.11はまだちゃんと活動しておりますのでご安心ください。
ブログをご無沙汰しちゃった私の言い訳ですが、他力本願「誰かが書いてくれるだろう」とサボっていたのでした。
しか~し! 他の理事たちは違います! (たぶん……。) 本業が忙しくてこちらを開く時間が取れなかったのです!(と、信じたい)。
先月11月5日(土曜)から7日(月曜)まで、宮城県気仙沼市から岩手県岩泉町まで植樹したサクラの生育状況確認と今年度の植樹打ち合わせを行ってきました。
まずは気仙沼市の台(八瀬)を訪問。鎮守の山に植樹した苗はかなりの数が鹿の被害に遭っていました。その後に訪れた唐桑町東舞根(ひがしもうね)も鹿が多いのですが、こちらは一本もやられていません。
その理由はコレ。
廃棄処分になった定置網漁の網を苗に巻き付けたのが効果絶大! 定置網漁で使用する網は、何度か使用すると網の透明度が落ちるせいか漁獲高がグンと落ちるらしいです。そのため漁師さんは定期的に網を取り替えるのですが、その廃棄処分された網を譲り受けて使用しました。
鹿やウサギ対策は色々とやりましたが、これが一番効果的なようです。
その後、唐桑町の他の植樹エリアを訪問し(唐桑町は一部を除いてほぼみな元気に育っていました)、宿浦、小長根、中と視察してきました。
翌日は北上してまずは陸前高田へ。
陸前高田の町は復興まだまだです。このスピード感の無さはいったい何が原因なんでしょうか?この陸前高田も震災後初年度に植樹した地域です。ここも鹿が多いのですが、立派に育っているサクラを見て嬉しくなりました。
これで5年目のサクラです(添え物のようなモデルはフスマックス専務理事)。きっと今年の春にはしっかり花を咲かせていたことでしょう。見たかったなぁ。
陸前高田から釜石に向かい、世界遺産の橋野鉄鉱山・橋野高炉跡ちかくの和山へ向かいました。こちらも鹿の被害が多かったですが、それでもちゃんと活着し元気に育っていました。
その後、昨年植樹した岩泉町に向かいました。今年8月に襲われた台風で、この町はかなりのダメージを受けたとニュース報道でも知っていたのですが、あれから3ヶ月もたつのにその爪痕は痛々しいほどにまだ残っていました。
現地に足を踏み入れると、ニュース報道では知るよしも無いほどの被害状況です。5年前の震災直後みたいな状況でした。被災エリアが狭いせいか、全国的には報道されないのでしょう。ほんのちょっとでも良いから今の状況を伝えるのが報道本来の役割だと思うんですけど。
国道沿いの道路脇はどこもかしこも瓦礫や漂流物だらけです。
その国道も途中、何カ所か陥没や崖崩れで工事中でした。
楽天イーグルスの練習場も、土砂で埋まってしまって当分使えそうにありません。
植樹したサクラの方は元気に育っていました。それはそれで嬉しいのですが、このような町中の状況を見ると心から喜んではいられませんでした。
一日も早い復旧を望みます。
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