理事長です。
東日本大震災から9年が過ぎました。今春は新型コロナウイルスが流行してしまい、いまだ収まる気配はなく世界各地に感染拡大している状況です。東日本大震災から地震・台風・豪雨など様々な災害が起こり、予想だにしない被害を残しています。これからも想定外を念頭に置き、災害に立ち向かわねばならないのでしょう。
さくらプロジェクト3.11の活動も丸9年となりました。この長い年月を思い返すとサポーターの皆様、現地の皆様のお力添えによって続けられたのだと実感をします。この春はコロナの影響で植樹地への例年視察に訪問できず、現地の桜を愛でることのできなかった春となってしまいました。来年こそは必ず10年目の桜を見に訪れる予定です。
私達の活動も来年で10年となります。
そして皆様にお伝えしたいことがございます。
『来年の10年という一つの区切りをもって、この活動に終止符を打つこととしました。』ここ1,2年、メンバー内で議論を重ねてきた答えです。
現地に植えた桜の木は多くの方々の安らぎの場となり、そして何よりも東日本大震災を忘れないシンボルとなることを願って止みません。残り1年で活動は卒業しますが、これまでの活動の総括をして現地の桜を守る道筋をつけて締めくくり、その後も別のカタチで現地との繋がりを持っていければと思っております。
あと1年、何卒お付き合い賜りますよう切にお願い申し上げます。
一般社団法人 さくらプロジェクト3.11
理事長 小宮泰彦